6月 3rd, 2014
学生ローンでよく問題となるマルチ商法について少し書いてみたいと思います。
マルチ商法はみなさんよくご存じだと思いますので詳しくは説明しませんが、儲け話を持ち込んで友達や身の回りの人間を巻き込み、会員ランクがアップすると収入を得られる仕組みの悪質商法です。
中にはまともなものもあるようですが、99%は悪質商法と考えて良いでしょう。
マルチ商法の問題点は、人の勧誘がうまくいかず、友達などを巻き込んでしまう事が非常に多く、人間関係を壊してしまう事が多々見られる点にあります。
また、それだけではなく、人を紹介してしまうと、場合によっては「加害者」となってしまう恐れもあるので、くれぐれも注意して下さい。
では、どのようにしてこのような悪質商法から身を守れば良いのでしょうか?
簡単な事です。
儲かる話は他人からくる事はありえません。ましてや、全く見も知らない人からくるような事は絶対にありません。
このような話は、ミクシィやツイッターなどのSNSでよく見られます。
SNSを通じての儲け話の勧誘は、100%怪しいと判断して下さい。
絶対にのってはいけません。
他にも特徴はあります。
例えば、怪しいビジネスの商談は、ファーストフードや喫茶店など、誰でも利用できる場所で行われます。
そして、極めつけが携帯電話。
連絡先が携帯電話しかないのは、いかにも怪しいですよね。
普通、ちゃんとした会社なら、待ち合わせは会社の事務所、連絡先は固定電話があるはずです。
また、マルチ商法の元締めは、ホスト風のイケメンが多く、ブランドのスーツで見た目にも特徴があります。
こういう男が儲け話をもちかけてきたら、すかさず逃げましょう。
●善意と悪意を見極める
学生ローンでは、マルチ商法の被害を重く受け止め、様々な形で注意を呼び掛けています。
しかし、一度洗脳された学生さんは聞く耳を持ちません。
冷静になって考えてみて下さい。
学生ローンはお客さんがきてなんぼです。
それをわざわざ注意喚起をして、もしマルチ目的に使う事がわかれば融資を断っています。
学生ローンに何の得があるでしょうか?
得はありません。あくまでも善意の注意喚起なのです。
マルチ商法を持ち掛ける黒幕は、悪意を持った詐欺師です。
この辺の違いを見極められるようになれば、こういった詐欺に引っかかる事はありません。
冷静な判断能力を身に着けるようにして下さい。
●相談する
マルチ商法の話を持ち掛けられた場合、一人で対処すると、言葉巧みに言いくるめられてしまうケースが多いです。
両親や消費生活相談窓口などに相談し、大人の第三者に間に入ってもらった方が確実です。
決して一人で対応することは避けて下さい。